WP9 2021

馬場適性について

kamioka

ウイニングポストには
芝への適性の高さ、ダートへの適性の高さを表すために
馬場適性というものが存在する。

◎>〇>△>×の順で
適性が高いという表現であるが、

この適性の違いによって

  • どれほど着順に差が生じるのか
  • 各適性間の差はスピードに置き換えるとどれほどなのか

カスタムレースを用いて調査する。

 

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調査条件

ベースは同じ競走馬で
スピード70(B相当)
サブパラB
脚質:自在 気性:普通 性格:普通

馬場適性のみ変更した4種類の架空馬を用意。

芝適性◎

芝適性○

芝適性△

芝適性×

カスタムレースで

東京芝2000m(良)
枠順ランダム

各種4頭の計16頭で走ってもらい、
それぞれの平均着順を調査する。

 

適性毎の平均着順

能力が同じであり、適性のみ◎○△×4種類バラバラの競走馬達に
東京芝2000mを20回走ってもらった結果、
以下の通りとなった。

適性が高いほど平均着順が良く、
適性○であっても適性◎を相手に1着を取るなど奮戦しているが
適性△以下は振るわないことがわかる。

この表を見やすくグラフ化したものが以下である。

◎と○の差はおおよそ2.4
〇と△の差はおおよそ5.1
△と×の差はおおよそ2.2

◎と○、△と×の間はほぼ同じであるが、
〇と△の差は他の2倍ほどの開きがある。

今度はこの各適性間のスピード差を確認する。

 

 

適性間のスピード差

◎と○のスピード差

◎と○の差をスピードのみで埋めるためにどれほどスピードを積めばいいのか、

適性◎はスピード70と固定し、
適性〇のスピードを調整してその差を図る。

調査方法は
適性◎を9頭、適性〇を9頭用意し
合計18頭に東京芝2000m(良)を
各スピード差で20回ずつ走ってもらう。

集計したものが以下の通り。

芝適性〇SP71

芝適性〇SP72

芝適性〇SP73

芝適性〇SP74

スピード差が+1程度であれば
まだまだ適性◎と同等とは言えないが、

スピード差が+2~3程度となるといい勝負になっている。

スピード差が+4となると適性〇のほうが平均着順の点で適性◎に圧勝しているため、

適性◎と○の差は
スピードに換算するとおおよそ3程度であることがわかる。

 

○と△のスピード差

上と同じように
適性〇をスピード70固定とし、
適性△のスピードを調整して二つの適性差を調査する。

芝適性△SP71

芝適性△SP72

芝適性△SP73

芝適性△SP74

芝適性△SP75

適性〇と△の差は
△のスピードを+2追加する程度では賄いきれず

勝負するにはスピードを+3追加したいところである。

△のスピードを+4加算したところで
全体の平均着順が適性△のほうが良くなり、

スピード+5加算すると
適性△は適性〇を大きく上回る結果となった。

適性〇と△の差は
スピードに換算するとおおよそ4程度であることがわかる。

 

△と×のスピード差

上と同じように
適性△をスピード70固定とし、
適性×のスピードを調整して二つの適性差を調査する。

芝適性×SP71

芝適性×SP71

芝適性×SP71

適性△と適性×は
スピードを+1加算した段階で善戦しており、

スピードを+2加算すると
適性×が適性△より全体の平均着順が
僅かながら良くなっていた。

スピードを+3加算すると
適性×が大きくリードしていることから

適性△と×の差は
スピードに換算するとおおよそ2程度であることがわかる。

 

レースで勝つための適性

以上のことから
各適性の差をスピードのみで埋めるには

◎と○はスピード+3
〇と△はスピード+4
△と×はスピード+2

ある程度勝負できるようにするために
それほどのスピード差で挑まなければならない。

単純計算で適性△が◎に挑む場合
スピードは+7前後高い状態でなければならないため
これはあまり実用的な数字ではない。

そのため

適性◎が多いレースに挑むには
最低でも適性〇でなければ相手にならない可能性が高くなり、

さらにスピードも+3程度
相手より上回っていないといけない。

もちろんスピード差が少ない状態の馬場適性〇であっても
適性◎相手に1着を取ることもあるが、

スピード差が1の馬場適性◎と○の
着順ごとの平均着順は以下の通りであり、
適性◎と比較して適性〇の平均着順は大きく上に振れている。

横軸:適性毎の入着順

このグラフから
適性◎(青)の入着順上位3頭は全体の4着以内に入ることや
全体の10着以内に適性〇(赤)が4頭も入らず、適性◎の競走馬が7頭近く入ることがわかる。

さすがにこの状況で
適性◎と○が同等の勝負ができるとは言い難い。

しかし適性〇のスピードを+3加算すると以下の通りとなり、

適性◎(青)と適性〇(赤)がほぼ同等となる。

そのため適性〇が◎に挑む場合は
スピードが+3高い状態で挑みたい。

 

再度申し上げるが
適性〇でスピードは同じであっても
適性◎相手に1着を獲ることは可能である。

だが、それは偶然であり
頻発するようなものでないことは踏まえておいた方が良い。

 

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