ウイニングポスト9 2021 三冠牡馬の傑出度
ウイニングポスト9 2021 体験版に収録されています
- ミスターシービー
- シンボリルドルフ
- ナリタブライアン
- ディープインパクト
- オルフェーヴル
- コントレイル
牡馬三冠を達成した6頭の各年代における傑出度を
成長型・距離適性・馬場適正・脚質などを一切考慮せず、
競走馬がもつスピードとサブパラ合計をもとに
調査します。
各競走馬達のステータス
最もスピードが高いのは
- シンボリルドルフ
- ナリタブライアン
- ディープインパクト
であり、スピードが低い競走馬は
- コントレイル 74
- ミスターシービー 73
6頭が生まれた年の全競走馬
牡馬・牝馬を含めた競走馬のステータスを全て集計し
各年代のスピードの平均値、サブパラの平均値を集計する。
その数字を用い
(三冠馬のスピード)÷(同世代のスピード平均)=スピードの傑出度
(三冠馬のサブパラ合計)÷(同世代のサブパラ合計)=サブパラの傑出度
このような計算式で傑出度を算出する。
三冠馬の傑出度①
牡馬・牝馬を含めた3冠馬の傑出度は上グラフの結果となった。
スピード傑出度
- ディープインパクト 1.27
- ナリタブライアン 1.26
- シンボリルドルフ 1.24
- オルフェーヴル 1.23
- コントレイル 1.2
- ミスターシービー 1.15
サブパラ傑出度
- ディープインパクト 1.8
- オルフェーヴル 1.71
- シンボリルドルフ 1.65
- コントレイル 1.58
- ナリタブライアン 1.49
- ミスターシービー 1.43
スピードとサブパラ合計の傑出度を加算すると
- ディープインパクト 3.07
- オルフェーヴル 2.94
- シンボリルドルフ 2.89
- コントレイル 2.78
- ナリタブライアン 2.75
- ミスターシービー 2.58
このような順番となった。
しかし、集計中に気付いたが
同世代のライバルが強いうんぬうんではなく
年代を重ねるにつれある傾向が見られた。
牝馬を含めないほうが良い
このグラフは各年代全体のスピード平均、サブパラ平均を表している。
赤色のサブパラ合計の推移が顕著であるが
年を重ねるにつれスピード平均・サブパラ平均が下がる傾向にあった。
このような現象が起こった理由は以下の通りである。
- 年代が進むにつれ収録頭数が増えている(80年59頭、2017年135頭)
- 年代が進むにつれ能力の低い繁殖牝馬の頭数が増えている。
このことから牝馬が多く含まれる後半のほうが有利であり
能力が低い牝馬が少ないミスターシービー等が不利となっている。
そのため牝馬を除いた牡馬のみの傑出度を調査する。
ドキッ!牡馬だらけの傑出度
牡馬を除いた同世代の牡馬の平均を用いて算出した
3冠馬の傑出度は上グラフの結果となった。
牝馬を除いたため平均が上がり、その結果傑出度が概ね減少している。
スピード傑出度
- ナリタブライアン 1.2
- コントレイル 1.19
- シンボリルドルフ 1.18
- ディープインパクト 1.18
- オルフェーヴル 1.17
- ミスターシービー 1.11
ナリタブライアンがトップとなり2位にコントレイル。
1位だったディープインパクトはシンボリルドルフと同率3位に。
サブパラ傑出度
- ディープインパクト 1.63
- コントレイル 1.6
- シンボリルドルフ 1.5
- オルフェーヴル 1.5
- ナリタブライアン 1.37
- ミスターシービー 1.35
こちらは引き続きディープインパクトがトップ。
2位のコントレイルは唯一傑出度が上がっており、
2017年生まれの競走馬は牡馬より牝馬のほうがサブパラが高く設定されていることがわかる。
これは日本競馬会において牝馬の活躍が目覚ましいことを考慮してのことかもしれない。
スピードとサブパラ合計の傑出度を加算すると
- ディープインパクト 2.81
- コントレイル 2.79
- シンボリルドルフ 2.68
- オルフェーヴル 2.67
- ナリタブライアン 2.49
- ミスターシービー 2.46
1位は変わらずディープインパクトであり
2位のコントレイルは今後のレースで変化する可能性大である。
6位のミスターシービーは、今回調査したすべての結果において他三冠馬より数値の上では劣っていたが、同年代の競走馬にカツラギエースやニホンピロウイナーなどがいるため、その分数値が低く算出されていた。
数値では劣っているように見えても
強力な同世代を押しのけて三冠を達成したということは
それだけでも十分強い競走馬の証明となると考える。